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事業報告会のご案内

当商工会議所では、昨年秋、まちづくりや産業の活性化につながるプロジェクトを学生の皆さんから募集し、 最優秀賞(高校生部門・大学生部門)、審査員特別賞の3つのプロジェクトに対して実行のための支援金を交付しました。 この度、これまでの活動内容や成果等を発表していただく事業報告会を下記のとおり開催いたします。 つきましては、お忙しい中とは存じますが、多くの皆さまからご出席いただきたくご案内申し上げます。

事業報告会の内容

プロジェクトの本年度取り組み結果について(質疑応答含む)

(1)TUNAGU~第1弾わくわく加茂の歴史と文化体験ツアー!~/新潟経営大学
(2)Eコマース(電子商取引)による地域活性化をめざす探究学習/加茂暁星高等学校
(3)竹を活用した地域連携と商品開発プロジェクト/加茂農林高等学校

令和6年3月16日(土)午後1時30分~

場所:加茂市産業センター
〒959-1313 新潟県加茂市幸町2丁目2−4
お申し込みはこちら

フォーラムについて

近年、加茂市では少子高齢化・人口減少等に起因する様々な課題に対して年齢、職業を問わず多くの提案をいただく中で、 学生主体の活動では使える予算も限られ、アイディアが実現までに至らない場合や小規模の取り組みが多い傾向にありました。 そこでこの度は、より一層学生の皆さんが考えるアイディアを実現しやすくするために予算と人員をサポートする企画を考えました。 当フォーラムは学生提案の活動に、加茂商工会議所と加茂市が全面的に支援し、 学生さんのアイディアをより実現しやすくするための資金援助および民間企業とのマッチングを通したアイディアの発展を目指します。

プロジェクト紹介・審査員講評

【大学生部門】

藤田明美 様 講評

大学生部門の発表された4チームのみなさん、どうもありがとうございました。正直申し上げて、本当に選ぶのが大変でした。 その中で、この4つのプロジェクトに関しては、加茂市にとって、また加茂市長の立場としては、どれも必要なプロジェクトだと感じたところです。いずれも、加茂市の課題を全て、そして的確に捉えていて、日頃から『これが解決できたらいいな』というものばかりでした。本当は4つの提案を実現して欲しいですし、賞を差し上げたいくらいです。 その中でTUNAGU~第一弾わくわく加茂の歴史と文化体験ツアー!~のプロジェクトが最優秀賞をとった理由としては、建具の製品と加茂紙といった組み合わせの発想です。今まで、このように、組み合わせて何か作ろうという発想はなかった。組み合わせがすごく良かったということと、ツアーの内容が非常に具体的で実現可能性が高かったということ。それと応用の汎用性がたくさんあるというところがありました。 また、複数人でチームを作っていた作り上げたプロジェクトだったということで、多くの人の中で議論し合いながら、このプロジェクトを進めてきたことも評価が高かった一つでした。このこともプロジェクトの持続可能性に繋がっていくことだと思っています。 優秀賞、最優秀賞にならなかったプロジェクトも、とても素晴らしく、決して駄目だったということはないので、これからも課題を改善しながら続けていって欲しいと強く願っています。そして、発表していただいた全ての皆様に心から拍手を送りたいと思います

VRによる地方小都市の未来創造

参加人数1名

堀 圭汰 (ほり けいた)

新潟大学 3年

加茂市の食材を1番美味しく出来るのは誰だ?
地元野菜料理コンテスト!

参加人数1名

安田 一貴 (やすだ かずき)

新潟大学 3年

加茂市内の空き家再活用による若者の拠点づくり

参加人数1名

中村 大輔 (なかむら だいすけ)

新潟大学 3年

大学生部門 最優秀賞
TUNAGU
~第一弾わくわく加茂の歴史と文化体験ツアー!~

参加人数3名

今成 愛奈 (いまなり あいな)

新潟経営大学 3年

本間 楓 (ほんま かえで)

新潟経営大学 3年

鶴巻 古々奈 (つるまき ここな)

新潟経営大学 2年

【高校生部門】

田口一博 様 講評

私から高校生部門の審査結果について講評として申し上げます。この審査、とても大変でした。3チームが出ましたが、結果として僅差であったことを最初に申し上げたいと思います。 Eコマース活用によるプロジェクトは、市役所ではなかなかできないということ。そして、今、学校で食堂が無くなり高校生が困っているという現実の問題としっかり結びつけて、こういう方法で解決ができないかという提案をしたところが高く評価されたと思います。 一方で、他の2チームも本当に僅差だったのですが、例えば学年が変わっても3年生から2年生に、今までの研究成果をしっかり引き継いでいくとか、単純に同じことを繰り返すだけではなくて、今年の問題点はこういうことがあったから、ここを検討して欲しいとか、ここをもっとブラッシュアップして欲しいとかということが引き継がれていくことが良い勉強になると思います。 今、高校で研究学習というのをどれだけやってくれるか。それによって大学生や社会人になった時、学習の成果と生き方が変わってきます。暗記とかこういうことを覚えていればいいというのはAIで良い時代になったとしても、『探求すること』それが一番大事なのです。3チームとも探求ということを一生懸命やって、それが学校の文化になっているというのは、本当に素晴らしいと思いました どうか、表彰された加茂暁星高校浅沼さんのチームだけではなく、農林高校の加藤さん、小林さんのチームにも大きな拍手をお願いします。

審査員特別賞
竹を活用した地域連携と商品開発プロジェクト

参加人数8名

加藤 漸 (かとう ぜん)

新潟県立加茂農林高等学校 3年

小田 龍誠 (おだ りゅうせい)

新潟県立加茂農林高等学校 3年

菅家 龍貴 (かんけ りゅうき)

新潟県立加茂農林高等学校 2年

佐々木 楓 (ささき かえで)

新潟県立加茂農林高等学校 2年

清水 麗士 (しみず れお)

新潟県立加茂農林高等学校 2年

清野 羅夢 (せいの らむ)

新潟県立加茂農林高等学校 2年

髙井 森士 (たかい しんじ)

新潟県立加茂農林高等学校 2年

藤田 阿樹 (ふじた あき)

新潟県立加茂農林高等学校 2年

加茂山にホタルを復活プロジェクト

参加人数9名

小林 虎太郎 (こばやし こたろう)

新潟県立加茂農林高等学校 3年

外山 煌明 (とやま こうめい)

新潟県立加茂農林高等学校 3年

比良 綾夏 (ひら あやか)

新潟県立加茂農林高等学校 3年

夫馬 直己 (ふま なおき)

新潟県立加茂農林高等学校 3年

石田 月羽 (いしだ るう)

新潟県立加茂農林高等学校 2年

金子 結香 (かねこ ゆか)

新潟県立加茂農林高等学校 2年

髙橋 果桜子 (たかはし かおこ)

新潟県立加茂農林高等学校 2年

角田 涼輔 (つのだ りょうすけ)

新潟県立加茂農林高等学校 2年

宮﨑 結惟 (みやざき ゆい)

新潟県立加茂農林高等学校 2年

高校生部門 最優秀賞
E コマース(電子商取引)による地域活性化をめざす探究学習

参加人数3名

浅沼 梢 (あさぬま こずえ)

加茂暁星高等学校 1年

中野 凱斗 (なかの かいと)

加茂暁星高等学校 1年

小池 舞 (こいけ まい)

加茂暁星高等学校 1年

【特別審査員賞】

木戸信輔 様 講評

大変におめでとうございました。今回、先ほど審査員の皆さんが申し上げているとおり、審査は大変接戦でした。大変素晴らしいアイデアが提案されたと思っています その中で特別審査員賞には、加茂農林高等学校の『竹を活用した商品開発プロジェクト』が投票数も多く選出されました。個人的にもタケノコが好きで、毎年、販売もしています。ところが、今年は裏年で大変取れなくて、遂にタケノコ農家さんから『来年はもうやめたい』と言われ、大変ショックを受けている状態でした。その問題を皆さんが何とか解決してくれるということで、非常に期待しています。また竹の活用方法についても、竹カバーであったり、マルチであったり、パウダーであったり、さまざまな観点から竹を無駄なく活用するという素晴らしい発想です。この問題は、全国にも通用する課題だと思います。そして、この課題を加茂から解決していくと大変期待を申し上げるところです。 全体を通して、大変すばらしいアイデアが大変豊富でございましたが、お一人、お一人で考えていらっしゃる方が何人か見受けられました。その一人の熱い思いは、非常に大切ではありますが、実現に向けては大勢の人の力を借りることが必要だと思います ぜひ、今後、皆様の強い熱い思いを、色々な仲間を吸収しながら広げていき、さらに良いプロジェクトを完成させていただいて、加茂のために実行していただければありがたいと思います。 今後とも活躍を期待しておりますので、どうぞよろしくお願いいたします。本日は大変皆様ありがとうございました。

審査員紹介

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田口 一博 (たぐち かずひろ)

新潟県立大学国際地域学部 准教授

参加者へのメッセージ
学問は知識を得て論理で考える。
フォーラムは💡(ひらめき)でも美しいでも楽しいでも美味しいでも構わない。加茂に来た人を喜ばせることができるか、そこだ!人は論理だけでは動かない。さあ、君たちはどう動かすのかな?

【専攻】

議会学、行政学、行政法、地方自治法、 地域政策・公共政策

【略歴】

1962(昭和37)年 神奈川県横須賀市生まれ
1984(昭和59)年 東京農業大学農業拓殖学科卒業 
同年 横須賀市入庁
農林水産課、市民課、議会事務局議事課、保健所生活衛生課、選挙管理課、道路管理課
放送大学教養学部卒業、放送大学大学院修了。兼ねて東京大学大学院法学政治学研究科 特任講師、東北公益文科大学大学院公益学研究科非常勤講師等
2008(平成20)年 公益財団法人 地方自治総合研究所 常任研究員
2010(平成22)年 公立大学法人 新潟県立大学国際地域学部 准教授

【主要編著書】(著書:2005年以降)
田口一博『議会の?(なぜ)がわかる本』 中央文化社 [2015年1月]
金井利之編『シリーズ自治体政策法務講座4組織・人材育成』 ぎょうせい [2013年(共)]
森田朗・金井利之編『政策変容と制度設計』 ミネルヴァ書房 [2012年(共著)]
田口一博『自治体議会の役割と議員の責務』(DVDビデオ4巻) 地域科学研究会 [2012年]
天川晃・田口一博編『戦後自治史関係資料集第1集 地方制度改革』 丸善 [2011年] 天川晃ほか編『第5集 特別資料編』 丸善 [2012年]
佐藤英善編著『逐条研究地方自治法 別巻 新地方自治法 上下』 敬文堂 [2010年(共著)]
礒崎初仁編著『変革の中の地方政府 自治・分権の制度設計』 中央大学出版部 [2010年(共著)]
森田朗・田口一博・金井利之編著『分権改革の動態』東京大学出版会 [2008年(共編著)]
田口一博『一番やさしい自治体政策法務の本』 学陽書房 [2005年]

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藤田 明美 (ふじた あけみ)

加茂市長

参加者へのメッセージ
このたびは、「加茂まちづくりフォーラム」にご参加くださりありがとうございます。
大学生や高校生の皆さんが加茂市に関心を持って研究し、柔軟で斬新な発想でご提案くださる「まちづくり」を楽しみにしています。


1971年 加茂市(鵜森)生まれ
三条高校、早稲田大学 理工学部数学科 卒業
大学卒業後、生命保険会社勤務
結婚を機にUターン
家庭教師を経て、2015年 加茂市議会議員に就任
2019年2月 辞職、加茂市長選に立候補
2019年5月 加茂市長に就任(現在2期目)

...
木戸 信輔 (きど しんすけ)

加茂商工会議所 会頭

参加者へのメッセージ
加茂まちづくりフォーラムへ参加いただいた学生の皆さん本当にありがとうございます。
応募いただいた皆さんのアイディアが、単なる提案に終わらず実践されるということで、それが加茂のまちづくりや産業振興につながることをとても楽しみにしています。

【学歴】
1976年 新潟県立加茂高等学校 卒業
1983年 明治大学商学部商学科 卒業

【事業に関する経歴】
1982年 ㈱ナムコ入社
1990年 ㈱ナムコ退社
1990年 ㈲ニック加茂入社 取締役就任   
2008年 ㈲ニック加茂   代表取締役就任

【関係団体に関する経歴】
自 2004年11月 1日  加茂商工会議所 議員
至 2007年10月31日 
自 2007年11月 1日  加茂商工会議所 常議員
至 2015年12月 7日
自 2015年12月 8日  加茂商工会議所 副会頭
至 2020年 3月24日
自 2020年 3月25日  加茂商工会議所 会頭

                 

一般公聴参加について

※終了しました

公聴に参加していただいた方にはプロジェクト発表会当日、以下の観点からプロジェクトの審査を行い、1〜3位までの投票をお願いいたします。

【審査項目】

1.公益性・有効性
社会的な公益の向上が見込めそうか。市民ニーズに応えるものであるか。活動が社会状況に合致しているか。地域社会への有用性や社会変革性があるか。個人の想いを社会的な力とする活動であるか。

2.実現性
活動内容は実現可能か。実行可能な方法、スケジュール、予算で活動計画が立案されているか。事業手段は妥当か。高校生部門については、活動可能時間が限られるため、短期間で実施可能かも併せて考慮。

3.先駆性・独自性
学生らしい独創的かつ開拓的な活動か。類のない着眼点か。問題提起又は課題把握は斬新か。社会又は時代感覚を先取りしているか。

4.活動への熱意
学生の活動への熱意・情熱は十分か。活動への想いが、申請内容に盛り込まれているか。